ストリームのビットレートと音質の関係

主なFM局のストリーミングをビットレート毎に聴き比べてみましょう。

ビットレートとは、1秒間に伝送される情報量のことで、この数字が大きいほど、情報量が多い、即ち、深み、メリハリ、ステレオ感のある音になります。一般には、MP3の場合で、32kbpsがAMラジオ相当、96kbbsがFMラジオ相当の音質といわれています。(回線やサウンドカード、スピーカの状況、送信側の音質調整などにより、ビットレートに比例して良い音に聞こえるとは限りません。)

さて、アメリカのラジオ局のストリーミングのビットレートですが、一律ではありません。
ダイヤルアップ接続の時代は、32kbpsというのが一般的だったのですが、現在は、21kbpsから128kbpsくらいまで、かなりのバラツキがあります。前にも述べましたが、一部の放送局は、ローカル局のCMスポンサーを確保するため(リスナーが放送エリア外の人気局ばかり聴かないよう、)意図的にビットレートを落としています。

21kbps
COX傘下のFM局では、21kbpsというのが多く、これだとのっぺりした平坦な音だったり、音がこもったりエコーがかかった感じだったりで、DJの声も聴きづらくなります。COX系の局にも人気のある局が結構あるのですが、このブログのリストに掲載するのを躊躇する音です。
KRTR-FM Krater 96 - Honolulu (Adult Contemporary) ハワイの局は貴重です。※登録画面は無視してOK

一般に多いのは、32kbps、48kbps、64kbpsあたりの局です。
32kbps
32だと、普通に聴くことができるようになります。ただ、以前はそう感じなかったのですが、サウンドカードとスピーカを変えてから、32あたりの局を聴くと物足りなさを感じるようになりました(笑)。
KIISや、WHYI、KOSTなどが32kbpsです。
WHYI-FM Y100 - Miami (CHR/Pop) 35kbps
48kbps
WLTW-FM 106.7 Lite - New York (AC) 51kbps 32クラスと48クラスでも、かなり変わりますね。

64kbps
64にアップすると、音に広がりと安定感が出てきます。AOLラジオ(以前のXMを含む)も64ですね。
KOIT-FM 96.5 Lite Rock, Less Talk / KOIT-FM iTunes/Winamp - San Francisco (Adult Contemporary) 64
KIOI-FM Star 101.3 - San Francisco (Adult Top 40) 67
WSBZ-FM The Seabreeze - Ft. Walton Beach, FL (Smooth Jazz) 64

CBSラジオ系の局のように、ダイヤルアップ接続のユーザ用に32kbps、ブロードバンド用に64kbpsと2つのストリーミングを用意している局もあります。(良い音で楽しむためにも、プレーヤ右下のSETTINGS で設定してくださいね。一度セットしておくと、次回以降、他のCBS系の局でも設定が引き継がれます。)
KFRC-FM

96kbps
そして、FM局並みと呼ばれる96kbpsですが、普通にラジオで聴く日本のFMと同じか、それ以上の良い音に聞こえます。
WXPN-FM 88.5 World Cafe - Philadelphia (Triple A) 96
KQLL-FM New Kool 105.1 - Tulsa, OH (Classic Hits) 83 AT40-80s を土曜日にオンエア。
WPCH-FM New Peach 102.5 - Gray, GA 99 AT40-70s を日曜夜にオンエア

128kbps
そして128kbpsになると、更に、音が輝いてきます。
KBSG-FM B97.3 Seattle's Greatest Hits
CFN-Europe
上記の2つは、ともにAT40 70s/80s のオンエアでおなじみですね。
大学などが運営する非商業局では、128kbpsが一般的です。より多くの予算をもっているはずの商業局に128が少ないというのは、政策的な要素もあるのだと思います。
WFUV-FM 90.7 Fordham Univ. - New York (Triple A)

256kbps
しばらく前にこの記事を書こうと思ったきっかけは、256kbpsのストリーミングの音を聴いて感動したからです。AT40-70sもオンエアしているWWBB-FMという Providence のオールディーズの局が5月初めまで、259kbpsでストリームしていました。それこそ感動ものの音質で、60s、70s、80sの名曲が聴いたことのない音でよみがえってきました。CDをもっていない曲など、この曲は本当はこんな音だったんだという発見がいろいろありました。(ちなみに、AT40再放送で、オープニングやエンディング、AT40 Extraの紹介をしたり、時々AT10/AT20のゲストホストをしている Ed McMann はこのWWBB-FMのAfternoon DJです。)

タイミングをみて紹介しようと思っていたら、5月半ばに、突然、259から51kbpsにダウングレードしてしまい、残念ながら現在もそのままです。ショックで、書きかけの記事がお蔵入りするところでした(笑)。
ちなみに、プリンストン大学のFM局は256kbpsですが、残念ながら送信側の音質が良くありません。
WPRB-FM Princeton Univ. - Princeton, NJ
音質のよい256kbps以上の局を見つけたら、また記事を書きたいと思います。
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