#3 ヒップボップ・ブームの終焉?

70年代あるいは80年代からアメリカのヒットチャートを追いかけている方は、過去、ヒットチャートにおけるいくつかのブームの波を経験されていると思います。70年代後半のディスコブーム、80年代のブリティッシュ・インベイジョンやMTVヒッツ、90年代半ばのオルターナティブ・ロック、そして2000年代のヒップポップ。。。

最近のヒップポップ隆盛をみていると、当分このブームが続きそうにも思えますが、米国音楽業界(の一部?)では、既にヒップポップのピークは過ぎている、次のブームは何かという議論が始まっています。

最新のMediabase 24/7のTop 40 (CHR)チャートを見ると、
1位 Flo Rida、2位 Chris Brown、3位 Rihanna とHip Pop 全盛のように思いますが、40位までを見渡すと、かなりHip Pop系の勢いは緩まってきています。また、同じHip Pop 系も、過激で破壊的な曲はかなり少なくなってきています。(1位にFlo Rida が頑張っているので、印象が強烈ですが。)

CHRフォーマットのFM局のプレイリストを見るとさらに明確で、何よりも、軒並みリズミック寄りの(Rhythmic-Lean CHR)選曲になっていた大都市のClearChannel傘下のCHR局が、今年に入ってかなり急激にMainstreamに接近してきたのが目立ちます。(予想よりも早く急激に方向転換しています。)
Los Angeles のKIIS-FMは例外で、現在も、明確なRhythmic-Leanです。しかし、昨年末ころはよく似た選曲だったWHTZやWHYIなど多くの局は、CHRチャートと比較しても大差がなくなってきています。
Top 40 CHRとRhythmicのチャート、その後にモニター対象各FM局の週間オンエア回数チャートをつけてみましたので、確認してみてください:
Mediabase 24/7 Top 40 Charts

そういうことで、我がブログでも、トップページのCHRのFM局のリストを、Rhythmic寄りの局と、Mainstreamに区分するのをやめました。また、Rhythmicは、これまで1局しかリストしていなかったのですが、ブームが終わる前に(?)、シカゴの老舗局 WBBM-FM B96 Chicago's Hits and Hip Pop を追加しました。最新Rhythmicヒッツが、集中的にかかりますので、すぐに曲名を覚えることができます(笑)。

そうなると、関心事は、Hip Popブームの終焉はいつで、次のブームは何かということです。考えてみると’00年代(何と呼ぶのでしょうか?ミレニアム?)も来年で終わりですね。さて、’10年代のブームは??

過去、Decadesが変わる時期の大きなブームとブームの間には、、ちょうど80年頃のアダルトコンテンポラリー全盛期に代表されるように、概ねメロディライン重視の心地よい音楽がヒットする時期が短期間ありました。今回は、どうでしょうか?


(2008年2月26日)
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